2021.01.01
嘱託医さんに聞く、登園に関わる子どもの病気⑮【RSウィルス感染症】
コラム
RSウィルス感染症
大きな特徴
痰の多い咳がみれらる
症状
水様性鼻水が出現した3日目くらいから38℃~39℃の発熱が出現し、
痰の多い咳がみれらるようになる。
通常約7~12日で軽快する。
ただし、初めてかかった乳幼児の1/3は、
重症化して細気管支炎や肺炎に進展する場合があり、
ゼイゼイ、ヒュウヒュウという呼吸音や陥没呼吸
(息を吸い込むとき胸の一部が陥没する)、
呼吸困難がみられることがある。
特に6ヶ月未満の乳児は重症化しやすいことがわかっている。
また、1歳以下の乳児では中耳炎の合併がよくみられる。
3歳以上になると通常のカゼ程度の症状で済むが、
気管支喘息をもっていると3歳以上でも(成人でも)咳がひどくなりやすい。
感染しやすい期間
呼吸器症状のある間。
登園の目安
呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと。