2020.12.27
嘱託医さんに聞く、登園に関わる子どもの病気⑩【麻しん(はしか)】
コラム
麻しん(はしか)
大きな特徴
結膜炎症状、発熱と発疹がある
症状
潜伏期の後に発熱や咳などの症状で発症する。
38℃前後の発熱が2~4日続き、
倦怠感、咳、鼻水、くしゃみなどの上気道炎症状と
結膜炎症状(結膜充血、目やになど)が現れて次第に増強していく。
乳幼児は、下痢、腹痛等の消化器症状を伴うことも少なくない。
発疹は最初の3日間ほどの熱がいったん解熱し、
再度発熱してきた時に出現する。
ワクチン接種前の乳児が罹患すると
肺炎や脳炎を併発し死亡することもある。
感染しやすい期間
発症1日前から発疹出現後の4日後まで。
登園の目安
解熱後3日を経過してから。