2019.10.10
子育てにも活用したい「ペップトーク」とは?
コラム
– ofuIKU column –
お子さんは今このときを無垢に生きています。
そこが可愛くもありますが、時に「言うことを聞いてくれない…」と子育ての疲れにつながることもあります。
そこで、相手のやる気を短時間で引き出す「ペップトーク」という話法を取り入れてみましょう。
■ ペップトークとは?
ペップトークとは、本来はスポーツ選手に対してコーチなどが行なう激励のことです。
短時間で人を励まし、やる気をアップさせる効果が期待できます。
非常にシンプルで取り組みやすいので、ぜひ今日から実践してみてください。
■ ペップトークのやり方
ペップトークは以下の4段階の形式がありますが、状況や相手に応じて一部分だけ活用しても良いでしょう。
1.相手のおかれている状況、心理状態を受け止める
例:「緊張してるんだね」、「疲れてるんだね」
2.1に対して、ポジティブな理由づけをする
例:「でもそれだけ真剣ってことだよね」、「頑張ったってことだね」
3.してほしいことを肯定的に伝える
例:「今できることを全力でやってみよう」、「これが終わったら休めるからね」
4.激励
例:「楽しんでおいで」、「最後の仕上げをしよう」
■子育てなど家庭の中でも活用できるペップトーク
ペップトークは、スポーツや仕事の場面だけでなく、子育てや近所との付き合いでも応用できます。
子どもの状況・存在を受け容れる言葉
↓
その状況を肯定的に捉える
↓
ポジティブな言葉で望ましい行動を促す
↓
してほしいことを励ましとして伝える
思い通りに動いてくれないお子さんに対して、感情的に叱ることなく、「じょうずにできるかな?」「じょうずに食べよう!」というように、言葉の表現を変えるだけでも違います。
■家族にかける言葉ひとつで、家庭の中は変わる
最近家族となんとなくギスギスしている…と思ったら、身近で時間をかけずに見直しやすい「言葉」を振り返ってみましょう。
そして、思い通りにならなくて感情的になってしまいそうになったら、ぜひペップトークをマントラ的存在として思い出してみてください。
たった一言で人を励ますことも、落ち込ませることもできる言葉という存在。
ofuIKU編集部も、日々言葉の使い方を大切にしてまいります。
◇参考サイト:https://www.peptalk.jp/
ライター:ofuIKU編集部